鵜飼
まだ、夏は終わっていませんが、今年の夏の思い出を忘れないうちにアップします。
海の日あたり、私は名古屋と岐阜を中心に活動しておりました。
名古屋といえば、名古屋メシ。とにかく、機会を見つけては名古屋メシを食べていたのですが、岐阜の友人宅から、岐阜にも来るなら是非名物「鵜飼」をとのことで、招待していただいたのでございます。
鵜飼い。
小学生のころ、教科書で読んだ記憶があるだけです。
鵜飼いというものは、高級な遊びで、船に乗った鵜匠が巧みに鵜を操り、鵜が飲み込もうとした鮎をささっと掠め取り、その場で揚げて船に乗り合わせた私たちが美味しくいただく。
そんな図を想像しておりました。
実際はちょっと違います。
これが長良川鵜飼観覧船乗り場でございます。
鵜飼を見たい人はこの船に乗るのでございます。
そして、この船には鵜匠は乗ってくださいません。
さらに、船に乗るときに各自お弁当を用意しなければなりません。もしくは、事前にご飯を食べてくるか、ご飯を我慢する必要があります。
私、今回贅沢にもホテルのパッケージで招待していただいたようで、豪華なお弁当を事前に渡されました。
食べ切れませんよ。
お弁当に鮎の塩焼きまでついておりました。
船に乗り込み、他のお客さんが全員そろうのを待って出航でございます。
少し上流まで移動します。
上流まで移動し、停船したところでお食事です。
長良川での鵜飼は1300年くらいの歴史があるそうですが、明治23年から鵜匠はなんと宮内庁に属しているのだそうです。
世襲制で、現在鵜匠は、6人。宮内庁式部職鵜匠が正式名称なんだそうです。
いやぁ、宮内庁に所属しているとは知りませんでした。なんだかすごい。
周りが暗くなり、花火が上がるといよいよ鵜飼の始まりです。
鵜匠が一人ずつのる船が上流から下ってきます。
観覧する私たちの船は、鵜匠の乗る船と一緒に川を下り、鵜匠の手並みを拝見するのであります。
鵜は、鮎だけ選んで呑んでいるのかと思いきや、実はいろいろな魚を飲み込んでしまうそうです。
小さい魚は、喉についた輪をすり抜け、鵜の胃に収まります。
この日の成果でございます。
結構小さい魚もいるので、鵜の胃に収まるのはさらに小さい魚なんでしょうね。
鵜がとった魚は見るだけで、その場でいただくことはできませんでした。
まぁ、予想とちょっと違った鵜飼でしたが、迫力満点でございます。
手縄(たなわ)と言われる縄につながれている鵜は、けなげにがんばって魚を取り続けておりました。
その姿は、実は結構かわいいのであります。
ちなみに鵜は海鵜で、繁殖ができないそうなので、若い鵜を捕まえてきては訓練するのだそうです。
それでは、短いですが、鵜飼をお楽しみください。
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